埼玉新聞

 

小2女児が死亡 プールの吸水口に吸い込まれ…痛ましい事故の発生から20年 本人の無念と遺族の悲痛な思いが胸に…命日に市長ら献花、安全管理の徹底を誓う「忘れてならない教訓、決して風化させない」

  • 跡地の献花台で花束を献花し、亡くなった戸丸瑛梨香さんの冥福を祈る高畑博市長(前列中央)と市幹部ら

    跡地の献花台で花束を献花し、亡くなった戸丸瑛梨香さんの冥福を祈る高畑博市長(前列中央)と市幹部ら=7月31日午前8時、ふじみ野市大井武蔵野

  • 【地図】ふじみ野市(背景薄緑)

    ふじみ野市の位置

  • 跡地の献花台で花束を献花し、亡くなった戸丸瑛梨香さんの冥福を祈る高畑博市長(前列中央)と市幹部ら
  • 【地図】ふじみ野市(背景薄緑)

 ふじみ野市大井武蔵野の市営「大井プール」で2006年7月、所沢市の小学2年生戸丸瑛梨香さん=当時(7)=が吸水口に吸い込まれ死亡した事故の発生から20年が経過した7月31日、高畑博市長ら市幹部はプール跡地に隣接した市立スポーツセンター総合体育館敷地内に設置した献花台に献花。戸丸さんの冥福を祈るとともに、「事故を教訓に施設の安全管理を徹底することがわれわれの使命」と改めて安全管理の徹底を誓った。

 跡地を訪れたのは高畑市長と伊田恒弘副市長、山崎祐一教育長、同市議会の加藤恵一議長、金浜高顕副議長の5人。

 高畑市長は献花後、「痛ましい事故から20年が経過したが、毎年、この日が近づくと本人の無念と遺族の悲痛な思いが私の胸に湧き上がってくる。どれだけの時が流れても、事故は忘れてはならない教訓として私たちの胸に刻まれており、決して風化させてはならない」などと話した。

 事故はプールの吸水口の防護柵が強度の弱い針金で留められ、点検や対策が講じられていなかったことが原因だった。事故後、市は7月の最終週を公共施設安全点検週間に設定。毎年、市内の公共施設の安全点検を実施しているほか、戸丸さんの命日に市長らが現場で献花している。

 大井プールは2010年に解体され、跡地は老朽化した市内2カ所の弓道場の代替え施設として、18年11月に同センター弓道場が建設されている。

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