埼玉新聞

 

警察官を懲戒免職…検視で訪れた住宅から現金20万円を持ち去る 「生活費の足しになれば」 現金が消えたと親族から相談されると自ら住宅を訪れ“発見”を装う

  • 【警察】埼玉県警察本部=埼玉県さいたま市浦和区高砂

    埼玉県警

  • 【地図】坂戸市

    坂戸市の位置

  • 【警察】埼玉県警察本部=埼玉県さいたま市浦和区高砂
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 遺体の検視のために訪問した住宅内から現金20万円を持ち去ったとして、埼玉県警は23日、西入間署刑事課の男性巡査(35)を懲戒免職処分とし、同日に占有離脱物横領の疑いで、さいたま地検へ書類送検したと発表した。

 県警監察官室によると、男性巡査は2月10日、坂戸市内の戸建て住宅で死亡した70代女性の遺体を検視するために同住宅を訪問した際、1階の居間にあった封筒入りの現金20万円を持ち去ったとされる。「出来心で盗んだ」と犯行を認め、「生活費の足しになればいいと思った」などと話しているという。

 女性の親族は、男性巡査が住宅を訪問するより前に女性に生活費として20万円を手渡していたが、同月18日に「渡していた現金が見当たらない」と同署へ相談。同署員が住宅内を確認したが発見されなかった。これを受けて男性巡査は「気になる場所がある」として再度住宅を訪問。自身が持ち去ったことを隠すため、あらかじめ用意していた現金が1階寝室の敷物の下からを発見されたとした。男性巡査が不審な言動をしていることを受けて捜査し、男性巡査の犯行を特定した。

 男性巡査は2016年10月の拝命後、24年9月から同署地域課で勤務し、昨年3月から刑事課に配属されていた。県警の斎藤克也首席監察官は、「捜査および調査の結果を踏まえ厳正に処分した。再発防止策を講じるとともに、職員に対する職務倫理教養を徹底し信頼回復に努めたい」とコメントした。

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