杉戸町長選、21日告示 現新4人出馬へ 高齢化対策、農村部の活力など争点に 投開票は26日
任期満了に伴う杉戸町長選は21日告示される。立候補を予定しているのは、再選を目指す現職の窪田裕之氏(61)と、いずれも新人で杉戸町議の栗原偉憲氏(61)、元宮代町議の金子正志氏(72)、杉戸町議の原田寿々子氏(63)の現新4人。高齢化が進む農村部では地域の活力が失われつつあり、選挙戦では対策や活性化も争点となりそうだ。投開票は26日。
県北東部に位置する杉戸町の人口は4月1日現在、4万3061人。面積は約30平方キロで東西に長く、ワシが翼を広げているような特徴的な形をしている。江戸時代は日光街道5番目の宿場町「杉戸宿」として栄え、町の中心部には往時の面影を伝える街並みが残る。
今年3月に改訂された人口ビジョンによると、町の人口は緩やかな減少傾向で推移し、高齢化が進行している。65歳以上の人口割合を示す高齢化率は昨年1月時点で、県平均を6・9ポイント上回る33・9%に達した。
町内の中央(1万9612人)、西(1万2738人)、東(2423人)、南(3709人)、泉(4579人)の5地区の中でも、国道4号東側の東、泉の両地区は高齢化率が40%超と際立つ。要因について町は「駅のある中心部から離れていて、交通の便が良くなく、人口流入が少ないため」と説明する。
高齢者支援として、町は地域での仲間づくりを後押しするシニアサロンや、介護予防を目的とするげんきSUGI体操などの事業を展開しているが、両地区に特化したものはない。
「地元にスーパーがなく、買い物のために遠出する必要があるが、バス停まで何百メートルも歩かないといけない。家族に車を運転してもらえない単身者は不便で仕方ない」。泉地区の70代女性は地域に暮らす高齢者の声を代弁する。
女性は約50年前、結婚後に都内から移住してきた。昔は小さな商店がいくつもあって生活に困らなかったが、人口減少に伴い相次いで閉店。盆踊りや花火大会も10年以上前から行われなくなり、子どもの姿を見かけることも少なくなったという。
地域の役員も務めていた女性は「人を呼び込んで昔のように活性化させたい気持ちはあるが、年を取ったせいか気力が湧かない。痛しかゆしの状態」と嘆いた。
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町長選の有権者数は6月1日現在、3万7197人(男1万8396人、女1万8801人)。











