間一髪…遮断機下りた踏切内、車いすの女性が動けず 「何かあった」ざわつく小学生 騒ぎに気付いた男性、とっさに踏切内へ 女性を抱え救出 直後に急行列車が車いすを吹き飛ばし粉々に
2026/07/20/07:29
埼玉県春日部市内の踏切で身動きが取れなくなった車いすの女性を救出したとして、春日部署は2日、東京都杉並区の広告会社社員、松田信樹さん(55)に県警本部長感謝状を贈呈した。
松田さんは今年4月10日午後1時40分ごろ、同市粕壁東3丁目で、遮断機が下りている踏切内にいた車いすの30代女性を発見。線路の外に連れ出し女性を救助した。女性にけがはなかった。
松田さんは広告会社「長田広告社」の社員。当日は東京から春日部に訪れ、市内の営業所に徒歩で向かっている途中だった。春日部駅と一ノ割駅間を線路に沿って歩いていたところ、松田さんは踏切のそばで、下校中の小学生がざわついている姿を発見。よく見ると、遮断機が下りた踏切の中に女性がいた。女性は線路の軌道にはまった車いすの車輪を引き抜こうとしていたようだった。松田さんは「(女性は)気が動転していたようだった」と当時を振り返った。
松田さんはとっさに踏切内に入り、無我夢中で女性を抱え、自身の体とともに軌道の外へ。直後に急行列車が踏切内に侵入し、車いすと衝突。車いすは吹っ飛んで大破し、破片が方々に散らばった。松田さんは女性だけでなく「時間があれば車いすも出したかったが」と思い起こしたが、そんな余裕はなかったという。
贈呈式で石巻敏幸署長が「勇敢で危険を顧みない行動が人命救助につながった」と勇気ある行動に感謝した。松田さんは「1分早くても1分遅くても助けられなかったかもしれない。本当に偶然。とにかく(女性に)けががなくてよかった」と安堵(あんど)した。











