埼玉新聞

 

4カ月の長男殺害 母起訴内容認める さいたま地裁

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 生後4カ月の長男を浴槽に沈めて殺害したとして、殺人罪に問われた、母(40)の裁判員裁判が14日、さいたま地裁(品川しのぶ裁判長)で行われた。母は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、母は長男を育てる中で重度のうつ病を発症し、「死にたいと考えるようになった」と説明。事件当日、長男を浴槽に沈めて殺害し、自らも死のうとJR戸田駅で長男の遺体を抱いた母を警察が発見した。うつ病の影響により行動を制御する能力、善悪を判断する能力が著しく低下していたが、全く能力がなかったとはいえず、心神耗弱状態で減軽にとどまるとした。

 弁護側も母が産後に重度のうつ病にかかり、「死んで楽になりたいと思うようになった」と説明。事件当日は夫や児童相談所に相談しようとしたが、具体的に助けを求めることはできず、長男を自殺するには邪魔な存在であると思い、殺害に至ったとした。重度のうつ病の影響で、自らの意思で犯行を思いとどまることができなかった可能性があるとして無罪を主張する方針を示した。

 起訴状などによると、母は昨年4月21日、埼玉県戸田市の被告人方で、生後4カ月の長男に対し、殺意をもって体を両手で押さえ付けて浴槽内の水に沈め、溺死させたとされる。被告は当時心神耗弱状態であったとされる。

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