埼玉の選挙…東松山市長に松坂氏 自民推薦ら2氏破る 中学校給食費の無償化、デマンドタクシー補助など強調
任期満了に伴う埼玉県の東松山市長選は12日投開票され、無所属新人で元県議の松坂喜浩氏(65)が、元市議の中島慎一郎氏(40)=自民推薦=と元市議の鈴木健一氏(58)の無所属新人2人を破り初当選した。今期限りで引退する現職で4期目の森田光一氏(73)の「市政継承」を主張した中島氏を退けた。松坂氏は初当選から一夜明けた13日、取材に「市議と連携し、市政が変わったというところをつくる4年間にしたい」と抱負を述べた。投票率は44・51%で、前回市長選(55・34%)を10・83ポイント下回った。
松坂氏は市議4期、県議3期で県議時代は「無所属県民会議」に所属した。2010年と14年の市長選では森田氏と戦っている。
3度目の挑戦となった今回は「完全無所属市民派」として、中学校給食費の無償化やデマンドタクシー利用補助などを強調した。前回衆院選で中道から出馬した坂本祐之輔前衆院議員の選挙をサポートした市議会最大会派「きらめき市民クラブ」の市議らが中心となり、松坂氏の選挙戦を支えた。
松坂氏は市総合会館で13日に行われた当選証書付与式の後、取材に「移動市長室など市政に住民が参加できる仕組み作りや、地域の施設を使った子育て支援を行いたい」と語った。
中島氏は森田氏の市政を「継承し進化させる」と主張。森田氏や、地元選出の山口晋衆院議員と横川雅也県議の自民の40代2人がサポートし「若さ」をアピールしたが、知名度不足が響いた。鈴木氏は支持に広がりを欠いた。
市議辞職に伴う市議補選(欠員1)も投開票され、新議員が決まった。
当日有権者数は7万4064人(男3万6808人、女3万7256人)。市長選の投票者数は3万2966人(男1万6007人、女1万6959人)。投票率(44・51%)の内訳は男43・49%、女45・52%だった。
◇東松山市長選開票結果(選管最終)
当15757 松坂 喜浩 無新
11592 中島慎一郎 無新
5333 鈴木 健一 無新
(無効284、持ち帰り0)
■松坂喜浩氏
【略歴】(1)元県議(2)NPO法人代表理事(3)中央工学校(4)東松山市(5)正代
【公約】(1)市民を大切にする政治(2)中期財政計画の見直し(3)移動市長室の開設(4)移住促進
※略歴は(1)肩書(2)主な経歴(3)最終学歴(4)出身地(5)現住所―の順。埼玉新聞調べ












