埼玉新聞

 

満開で客大勢!なんと江戸時代から人気 北本の「石戸蒲ザクラ」樹齢800年、高さ12メートル にぎわう寺

  • 満開を迎え、多くの人が訪れる国指定天然記念物の「石戸蒲ザクラ」=30日、北本市石戸宿3丁目

    満開を迎え、多くの人が訪れる国指定天然記念物の「石戸蒲ザクラ」=30日、北本市石戸宿3丁目

  • 満開を迎え、多くの人が訪れる国指定天然記念物の「石戸蒲ザクラ」=30日、北本市石戸宿3丁目

 北本市石戸宿の東光寺境内にある国指定天然記念物「石戸蒲ザクラ」が満開を迎え、多くの見物人でにぎわっている。1922(大正11)年10月12日に国指定になり、今年が100回目の開花になることから、市は今年2月に記念行事も行っている。

 樹齢約800年の蒲ザクラには平安時代末期の武将源範頼にまつわる伝説がある。範頼は鎌倉幕府を開いた源頼朝の異母弟。現在の静岡県浜松市蒲地区で生まれ、蒲冠者(かばのかんじゃ)と称された。範頼が東光寺境内で持っていたつえを地面に突き刺すと蒲ザクラになったという。

 市教委によると、約100年前の国指定当時と比べて蒲ザクラは小さくなったが、今でも高さは約12メートルある。根回りは約7メートル。枝は東側約9・8メートル、西側約11・7メートルに広がる。

 蒲ザクラは江戸時代から評判だった。武士で画家だった渡辺崋山も絵を2枚残しており、当時の様子を今に伝える貴重な資料になっている。
 

ツイート シェア シェア