埼玉新聞

 

高校生死亡のバス事故で…県教委、県立学校170校を調査 白バスの利用なし 不十分な対応はあり、改めて指導を実施

  • 【役所】埼玉県庁=埼玉県さいたま市浦和区高砂

    埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

  • 【役所】埼玉県庁=埼玉県さいたま市浦和区高砂

 福島県郡山市の磐越自動車道で高校生が死亡したバス事故を受けて、埼玉県教育委員会は26日、県立学校170校(中学校1校、高校131校、特別支援学校38校)を対象として、部活動を含む校外行事に係る車両による移動方法などの実態調査結果を発表した。旅客運送無許可バス(白バス)の利用はなく、借り上げバスの運転者は全て委託事業者の運転手だったという。

 調査期間は5月20~29日。調査対象範囲は2025、26年度に実施した部活動を含む校外行事で、児童生徒の移動手段が徒歩、自転車、公共交通機関以外のもの。主な調査項目は利用した移動手段や運転者、契約内容の管理職の確認有無、教職員の同乗有無、一般貸切旅客自動車運送事業許可証の確認有無など。

 25年度の徒歩、自転車、公共交通機関以外を利用した校外行事件数は2362件で、移動手段の内訳は借り上げバス1485件、レンタカー44件、スクールバス778件、イベント主催者や宿舎が手配した車など55件。禁止している教職員が運転する車に生徒を同乗させた件数が部活動で1件あった。

 借り上げバスの契約内容を管理職が確認している件数は、確認あり1191件、確認なし294件。借り上げバス利用時の教職員の同乗状況は、同乗あり1423件、同乗なし62件。バス事業者に係る一般貸切旅客自動車運送事業許可書の確認状況は、確認あり1337件、確認なし148件。借り上げバスの契約相手事業者はバス事業者850件、旅行会社635件だった。

 県保健体育課の担当者は「白バスはなかったが、不十分な対応があった」と語った。調査結果を踏まえ、部活動を含む校外行事の適切な対応について、改めて校長会などを開催して指導を実施。不十分な対応があった学校は個別の指導を行い、今後の適切な対応の徹底について改めて県立学校へ通知する。

ツイート シェア シェア