埼玉・本庄でクビアカ捕獲作戦 10匹で500円券、子どもにガリガリ君 広がるサクラ被害に住民立ち上がる 27日、申し込み不要
サクラなどの木を枯らす特定外来生物のクビアカツヤカミキリの被害が県内で拡大している。本庄市内で多くの花見客を集めている「こだま千本桜」でも被害が広がる中、地元の住民グループ「高柳さくらの会」(伊藤茂男会長)は27日、クビアカツヤカミキリの捕獲作戦を行う。参加者が捕獲数を競い、地元企業などの協力による賞品をプレゼントする。
「ここにもいた」。同会会員の間英洋さん(66)が指さす先にいたのは1匹の甲虫。光沢のある黒い羽、首の周りだけ赤い。クビアカツヤカミキリだ。サクラの木を一回りしただけで3匹も見つけた。
クビアカツヤカミキリは6月ごろに産卵し、ふ化した幼虫は木の内部に侵入。樹木を食べて成長する。被害が進行すると木を枯らせてしまう。幹には幼虫が開けた穴があり、その下にフラスと呼ばれる食べかすが積もっていた。
こだま千本桜は、本庄市の児玉地域を流れる小山川両岸の約5キロにわたって千本以上のソメイヨシノが春に咲き誇る。しかし近年、クビアカツヤカミキリの被害が出始めている。同市児玉総合支所環境産業課によると、昨年度の調査で、690本(右岸286本、左岸404本)で被害を確認。市では幼虫が潜む穴に薬剤を注入するなど、駆除を行っているという。
間さんはサクラの名所で知られる鴻巣市吹上地区の元荒川でも保全活動を行っているが、ここでは千本桜よりも被害は深刻という。「千本桜の現状は2年前の鴻巣と同じ。何もしなければサクラがなくなってしまう」と危機感を抱き、会員に呼びかけて捕獲作戦を行うことになった。
捕獲作戦は5人以内でチームを組み、捕獲数を競う。地元企業などが賞品を提供し、上位3チームには児玉産はちみつ、10匹捕獲するとローソン高柳店で使用できる500円商品券。子どもには赤城乳業提供のアイス「ガリガリ君」がプレゼントされるという。
会長の伊藤さんは「皆で力を合わせてサクラが枯れるのを防ぐようにしたい。クビアカツヤカミキリは飛んで移動するので、ここだけでは意味がない。県内や関東にこうした動きが広がっていってほしい」と話していた。
捕獲作戦は27日午前10時半~同11時15分。申し込み不要で、ローソン本庄高柳店前集合。荒天延期。
問い合わせは、同会の間さん(電話080・6651・3939)へ。










