埼玉新聞

 

4年間のいじめ訴え、児童はPTSDに…計5人から無視や仲間外れ 腹痛、不眠、自傷行為、長期不登校 学校「いじめ確認できず」一転、重大事態認定

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    4年間のいじめ訴え、児童はPTSDに

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 埼玉県の飯能市教育委員会は22日、飯能市立小学校の児童が同級生からいじめを受けて心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断された、いじめの重大事態の調査報告書を公表した。

 報告書などによると、児童(現在は小学校高学年)は4年間にわたり、計5人の同級生から無視される、にらまれる、仲間外れにされるといった被害を受けたと訴えた。児童は不眠や自傷行為、腹痛など症状が認められてPTSDの診断を受け、長期間の不登校が続いている。

 2024年度に学校は保護者からの連絡で事態を把握した。その後、市いじめ問題専門委員会(7人)が重大事態と判断し、児童が訴えた12件のいじめについて児童や保護者、学校職員にアンケートや聞き取り調査を実施。うち9件をいじめと認定した。

 報告書では、学校は保護者からの訴えがあった当日に関係児童に聞き取りを行い、「いじめの事実は確認できなかった」と被害児童の保護者に対して電話した点を、「拙速な対応を行ったことが、対象児童およびその保護者の不信感を増大させた」と指摘。再発防止策として、各校のいじめ防止策の点検、確認、見直しや、報告、連携体制のマニュアル整備を挙げた。

 市がいじめ重大事態の認定事案を公表するのは、今回が初めて。

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