サッカーW杯、埼玉各地でも熱い応援商戦…白のアウェー用レプリカユニ、特に人気 スパイクなど関連商品の売り上げも好調 21日のチュニジア戦、イオンはPVを企画 特別営業する居酒屋も 物価高でも経済効果は
サッカー日本代表のワールドカップ(W杯)第2戦(チュニジア戦)が日本時間の21日午後1時から行われる。4年前のカタール大会はコロナ禍のため、自宅観戦が中心だったが、今回は各地でパブリックビューイング(PV)などが企画され、関連グッズや飲食などの応援商戦も好調。初戦15日のオランダ戦では貴重な勝ち点1を獲得し、予選突破への期待はさらに高まっている。もし決勝トーナメントに進めば290億円、ベスト8以上で429億円の経済効果が期待されている。
■アウェーユニが人気
国内最大級のサッカー用品専門店「フタバサッカーワールド」(さいたま市中央区)は、足裏測定によるシューズ選びができる店として部活帰りの学生らで連日にぎわう。店内には約3週間前からW杯の特設コーナーを開設。“サムライブルー”でおなじみのホーム用レプリカユニホーム(1万3200円)を中心に毎日10着ほど売れ続けている。
今回特に人気なのが白のアウェー用ユニホーム。12本のストライプがあしらわれたおしゃれなデザインが日常使いできるとして交流サイト(SNS)を中心に話題だ。発売元のアディダスジャパンによると、前回大会比で約29倍の売れ行き。フタバサッカーワールドの宮沢巧副店長は「入荷数日で“即完”する人気ぶり。(普段の来店客層ではない)10~20代女性からの問い合わせも多い」と話す。
再入荷の見込みはないが、相乗効果で関連商品の売り上げも好調。有名選手が履くスパイクシューズのレプリカモデルは平均2~3万円の高額でも「憧れの選手と同じスパイクで上達したい」という中学、高校生が急増したという。
■日中開催で活気期待
21日のチュニジア戦は予選リーグで唯一の日中開催(日本時間)とあって、イオングループはスポーツ動画配信サービス「DAZN(ダゾーン)」と連携し、全国のショッピングセンターなどでPVを企画。県内は越谷、上尾、戸田市などの店舗や熊谷、羽生市などの映画館で行われる。イオンスタイルレイクタウン(越谷市)の加納良徳店長は「安全で一体感のある記憶に残る場づくりを目指したい」とPVによる集客効果に期待する。
サッカーファンの聖地、さいたま市浦和区の居酒屋「酒蔵力浦和本店」は日本戦に合わせて特別営業。21日は通常よりも1時間早く開店する。
狭山市の市立小中学校23校では今月、日本の対戦国など10カ国14メニューを10日間にわたって給食で特別提供。市内の入間川学校給食センターは「過去にも五輪やW杯に合わせて献立に採り入れたこともあるが、これほどたくさんのメニューをそろえたのは初めて。食を通じて各国の文化にも興味を持ってほしい」と呼びかけた。
■8強入りなら429億円
第一ライフ資産運用経済研究所首席エコノミストの永浜利広氏は今回のW杯が国内経済にもたらす波及効果を「決勝トーナメント進出で290億円、初のベスト8以上で429億円」と試算する。
コロナ禍だった前回大会のような観戦自粛ムードもなく、大会期間も前回よりも10日長い39日間と、経済効果がマイルドに持続する「長期・分散型」と位置付けた。物価高の局面もあり「自分に必要な応援アイテムや自宅観戦を充実させるための“選択と集中”の消費行動が進む」と話す。4K対応テレビの買い替えや動画配信を快適にする通信環境(WⅰFⅰ)への投資に加えて、深夜から早朝にかけての時間帯が多いため、スーパーやコンビニなどの中食やノンアルコールビールなどの需要も期待される。










