娘ら死亡、母「卑劣。一生かけて償って」…同意を得たという男が法廷で「常軌を逸していた」 承諾殺人で懲役13年を求刑した検察「死にたい気持ちを高まらせた」
2026/06/18/07:50
同意を得て女性2人を殺害したなどとして、承諾殺人などの罪に問われた無職男(32)の論告求刑公判が17日、さいたま地裁(井下田英樹裁判長)で行われた。検察側は「類を見ない悪質な犯行」として懲役13年を求刑。弁護側は適正な判決を求めて結審した。判決は7月17日。
検察側は論告で「未成年のころから殺人欲求を抱き、ネット掲示板で死にたいと言っている人なら殺人欲求を満たせて、逮捕を免れられると考えた」と指摘。いずれの被害者らに対してもメッセージのやりとりで「死にたい」という気持ちを高まらせ、「強固な殺意があり、殺人欲求は危険かつ悪質」と非難した。
遺族のうち、茨城県の女性=当時(21)=の母が出廷し、「弱っていた心につけ込んだ卑劣な犯行。一生かけて償ってもらいたい」と意見陳述した。
弁護側は犯行直前の被害者らと男のメッセージのやりとりから、被害者が自殺願望を抱いていたことや、男が被害者を引き止める様子が分かり、「犯行に至る経緯を考慮して適切な量刑を判断してほしい」と主張した。
最終意見陳述で男は「身の回りの人間や、専門の知識を持つ人に頼ってでも殺人の衝動を打ち払うべきだった。2人の命をあやめてしまったことは常軌を逸したものだったと思う。これから向き合っていきたい」と話した。
起訴状などによると、2015年10月22日、横浜市の女性=当時(22)=方で同意を得た上で首を絞めるなどして殺害。18年1月4日には、さいたま市大宮区の被告方で、同様に茨城県の女性を殺害したとしている。ほかにも22~25年にかけて、さいたま市内などでスマートフォン6台など(時価計約40万円)を窃取したとされる。










