入荷するとすぐに完売…「鳩山あんず」、埼玉・鳩山で収穫始まる 21日にフェス 町外の人からの問い合わせも 昨年は大豊作…今年は例年並みの収穫量に
県内では数少ないアンズの産地、鳩山町で「鳩山あんず」の収穫が始まっている。鳩山のアンズは近年注目を集めており、町内の直売所では入荷するとすぐに売り切れるほど。21日には鳩山町コミュニティ・マルシェで「鳩山あんずフェス」も開かれる。
同町でアンズの生産が始まったのは2011年。17年に鳩山あんず栽培加工組合が発足し、栽培やジャムなどの加工品の製造販売を行っている。組合員は8人。栽培面積は11農園で1・6ヘクタール。昨年は約7トンを収穫する大豊作となったが、今年は例年並みの4トンほどに落ち着きそうという。
この1年で鳩山あんずの認知度が上がったことと、昨年より収穫量が減ったこともあり、町内の直売所にアンズを出荷するとすぐに完売に。組合には、越谷や行田など町外の人からの問い合わせも多いという。
また、都内のホテルや坂戸市のケーキ店などで鳩山あんずを使用しているが、今年は町内のブルワリーが鳩山産のホップとアンズでビール造りに挑戦。町内の亀井小学校では組合員を招いた出前授業や、アンズの枝を使った草木染に取り組むなど、コラボの動きも広がっている。「鳩山あんずフェス」は同組合の主催で、昨年に続き2回目。21日正午~午後4時で、朝採りのアンズをはじめ、アンズを使ったジャムや豆乳プリンなどを販売。鳩山町や川越市、ときがわ町の飲食店などもパンやスイーツ、ビールなどを販売する。
また、「鳩山あんずの魅力と可能性」をテーマに、ザ・プリンス パークタワー東京総料理長の福島慎太郎さんとノンフィクション作家の島村菜津さんのトークショーや、ベリーダンスと和太鼓のパフォーマンスなども行われる。
組合員の小早川麻里さんは「食べて飲んで学べるイベント。アンズに興味を持ってもらいたい」と話す。宮入千春さんも「先輩たちがアンズを植えて育ててきたものを受け継ぎ、広まりつつあることはうれしい。皆さんにおいしく食べてもらえるように、愛情を持って管理していきたい」と話していた。
問い合わせは、鳩山あんず栽培加工組合のインスタグラムから。










