埼玉新聞

 

<県の新幹部に聞く>会計管理者・堀口幸生氏

  • 堀口幸生氏

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■デジタル、適切な役割を/会計管理者・堀口幸生氏

 「出納業務とデジタル技術の相性は良く、効率化は大いに進めるべきだ。一方で、財務の知識が薄くなることに留意しなければいけない」。なぜその手続きが必要かを理解せずに手順をなぞる危うさを訴え、「要領よくやる部分と時間をかけて記憶に残すべき部分がある」と、デジタルとアナログの適切な役割分担の必要性を説く。

 自治体の取り組みは政策や予算に注目が集まりがちだが、コストパフォーマンスの向上に大きく寄与する効率的な事務手続きの重要性を説く。「守りの仕事なので、いかにミスをなくすか」と関連書籍を読みあさり、先人たちの経験や考察を学んでいる。金利のある世界への回帰が進む中で、県の金庫番としてリスクなくリターンを狙う運用の在り方も思索する。

 県職員人生の終盤を迎え、「最も重要な資質は相手に受け入れてもらえる説明能力。シナリオ通りに話さなければいけないという強迫観念を、どうやって解きほぐすかという年月だった」と実感を込める。20代半ばから続けている茶道を本格的に再開。市民茶会に参加し、「心がこもっていてほっこりした気持ちになる」と優雅な時間を楽しむ。

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