とっさの判断…小2男児、車の下敷きに 焦る運転手に気付いた女性、家から飛び出す…男児の顔は紫色、男児の母と人を集めて車を持ち上げる 男児救出、意識不明で心肺停止…叫ぶ女性らが処置、助かった8歳の命
2026/06/12/13:45
一人の女性の迅速な対応と地域住民の行動が、幼い命を救った―。
秩父市近戸町の市道で3月6日、登校中の小学2年の男子児童=当時(8)=が、普通乗用車にはねられた。男児は一時、意識不明の重体。緊迫した事故で救助を主導したのは、事故現場の近くに住む同市のセラピスト江野友香さん(37)。
江野さんは家の中で、事故を起こした運転手の男性がパニックに陥っている声を聞きつけ、とっさに外へ飛び出した。見ると、車の下に男児がいる。男児は声も出していない。人手が必要だと判断し、男児と一緒にいた男児の母親や近所の人たちに「助けてください」と声をかけて回った。
近所の人たちと力を合わせ、車を手で持ち上げて男児を救出。江野さんが「気道を確保しよう」と叫び、協力して上を向かせると、男児の意識が戻った。当時、男児の顔は紫色になり、心肺停止状態だった。男児は現在、回復しているという。
江野さんは「本当に小さい命が救えて良かった」と安どし「自分も運転には気を付けないと」と話していた。
江野さんと住民らには後日、秩父消防署から感謝状が贈られた。










