埼玉新聞

 

大学生が企画・運営…障害者のアート作品を展示 全国の障害者アート展を見学、開催方法を学ぶ…「福祉と美術」に興味を持つ学生、集大成の展示会 埼玉・熊谷で12日から

  • 「多くの方に気軽に見に来てほしい」と話す佐久間さん

    「多くの方に気軽に見に来てほしい」と話す佐久間さん

  • 【地図】熊谷市(背景薄緑)

    熊谷市の位置

  • 「多くの方に気軽に見に来てほしい」と話す佐久間さん
  • 【地図】熊谷市(背景薄緑)

 学生が企画・運営する障害者美術展「君から見える世界はどんな世界?」が12~14日、熊谷駅に隣接する商業施設「ニットーモール」1階のイベント広場で開催される。地元にキャンパスがある立正大学社会福祉学部3年の佐久間千嘉さんが企画。県内の社会福祉法人などから集めた水彩画やボールペン画、刺しゅう、アクセサリーなどの作品35点を展示する。

 日高市出身の佐久間さんは、中学、高校と美術部に所属。人と触れ合う仕事に関心を持つようになり、社会福祉学部に入学した。中学校には障害のある人が描いた絵画が展示されていて、毎日眺めていたことが「福祉と美術」に興味を持つきっかけになったという。

 1年生の時から、滋賀県や仙台市など全国で開催されている障害者アート展7カ所を見学。制作者や運営側から直接話を聞いて、美術展の開催方法を学んだ。今回の展示会はその集大成となる。絵を描いた背景やその絵を見て制作者と話して感じたことを記し、作品に添えている。

 またこの取り組みには、立正大の研究やフィールドワークに活用可能な「チャレンジ奨学金制度」を利用。各学部で1人ずつ使え、佐久間さんは2人目の利用者となる。訪問時に「一目惚れした」という作品や、浦和レッズが開催する障害者美術展に出店しているという著名な作家作品の展示も。佐久間さんは「作品には作者のさまざまな思いが、『世界』として込められている。その世界をのぞくことで、障害のある方々をもっと身近に感じてほしい」と期待している。午前10時~午後6時(最終日は午後4時まで)。

 問い合わせは、メールで同学部新井研究室(arai.lab.ris@gmail.com)へ。

ツイート シェア シェア