<県の新幹部に聞く>産業労働部長・萩原啓氏
2026/06/08/19:42
■視野広げ、付加価値生む
総務省からの出向で着任した昨年度は雇用労働局長として、就業機会の拡大に向けた施策を推進。「産業政策と雇用労働政策はコインの表裏。より俯瞰(ふかん)的に物事を捉える必要がある」と、新たな立場で政策全体を見渡す視点の重要性を強調する。「積み重ねられてきたものを大切にしつつ、新たな付加価値を生み出したい」と抱負を語り、豊富な経験を生かした施策の展開に意欲を見せる。
昨年7月にスタートした渋沢MIXでは、会員登録者数や利用者数を成果とする一方、オープンイノベーションの進捗(しんちょく)管理や成果のばらつきを課題に挙げる。2、3年目を正念場と位置付け、マッチングを重視して事業期間を延長した「2段ロケット」の仕組みを取り入れた。海外との連携強化を通じて新たな価値の創出を目指す。
イラン情勢の影響で企業経営を巡る環境は厳しさを増していると指摘。借り入れ相談も増加傾向にあるとして、先手先手で必要な施策を講じる。企業誘致でも転入超過全国1位の地の利を生かし、地域経済の発展につなげる。
昨年4月からプライベートで県内63市町村を巡り始めた。「残り半分を年内に必ず」と意気込む。










