米フロリダ州で死刑執行急増 全米の半数、知事が推進
2026/06/06/09:07
【ニューヨーク共同】米南部フロリダ州で死刑執行が急増中だ。非営利団体「死刑情報センター」によると、1月から6月6日までに全米で執行された15件のうち、8件が同州で実施された。2025年は全米47件のうち19件が同州分だった。犯罪抑止効果があると主張するデサンティス知事が執行を推進している。
デサンティス氏は、24年大統領選の共和党候補指名を争った有力政治家。迅速な死刑執行が被害者遺族への義務だとの考えだ。市民団体の事務局長は「誰が知事かによって執行ペースが左右されれば刑の公平性に深刻な疑問が生じる」と批判する。
今年4月30日夜、フロリダ州の刑務所で、50年前に13歳の少女を殺害した罪で収監されていた男(70)に薬物注射による死刑が執行された。遺族は「気持ちに区切りを付けることができた」とし、知事に謝意を示した。
米国の多くの州で裁判所が執行日の決定を主導する一方、フロリダ州では知事が大きな権限を持つ。連邦政府による死刑も少数あり、トランプ大統領(共和党)も2期目就任当日に死刑推進の大統領令を出した。












