埼玉新聞

 

<県の新幹部に聞く>(1)教育長・石川薫氏 「誰一人取り残さない」 違いを尊重し成長できる学校目指す 多発する教職員の不祥事も根絶へ

  • 埼玉県教育長を就任した石川薫氏

    埼玉県教育長に就任した石川薫氏

  • 埼玉県教育長を就任した石川薫氏

■誰一人取り残さない/教育長・石川薫氏(63)

 「これまでの経験を生かし、誰一人取り残さず、全ての子どもたちが違いを尊重しながら成長できる学校を目指していきたい」と抱負を語る。

 全国と同様に県内も人口減少や少子高齢化が進んでいるが、基礎学力の向上や教職員の働き方改革などに加え、県立高校の共学化や再編も今までの方針通りに進めていくつもりだ。「子どもたちにとって何が一番かを常に考えながら、埼玉の教育をより良くしていきたい」と言葉に力を込める。

 多発する教職員不祥事も根絶を目指すとし、「特にわいせつ事案は教育現場ではあってはならず、子どもたちだけでなく、多くの人を傷付けるし、県民の信頼を失う」と強調。福島県郡山市の磐越自動車道で高校生が死亡したマイクロバス事故を受けて、県教育委員会は校外活動における移動時の安全確保の徹底を求める通知を出し、実態調査も開始した。「教育の責任は重く、生徒の安全を守ることが大事」

 熊谷市出身。市立中条中学校を経て、県立熊谷女子高校に進学した。高校3年生の時に三者面談で教師になることを決め、東京学芸大学に進んだ。卒業後、家庭科教諭として県立羽生高校や県立鴻巣女子高校に勤務し、県立総合教育センター所長や県立学校部長、同女子高校長などを歴任した。直近では東京成徳大学深谷中学・高校の校長も務め、公立と私立で校長を経験。「さまざまな仕事を経験し、それが生きている」と話す。

 休日には近所にある熊谷スポーツ文化公園でウオーキングに汗を流す。「そういう時にいろいろなアイデアが浮かんでくる」と笑顔を見せた。

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 今春に県の要職に就いた県の新幹部に抱負や重点政策、課題、これまで担当した仕事などを聞いた。

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