埼玉新聞

 

間違えてもいい…だまされた客「大丈夫」、女性銀行員が処理を中止させて詐欺阻止 踏み込んで通報「図々しいかもしれないけど」 郵便局の女性局員も詐欺阻止、客を守り「怒られたことも」

  • 感謝状を受け取った吉田友子さん(右)と池谷朋子さん=5月20日、小川署

    感謝状を受け取った吉田友子さん(右)と池谷朋子さん=5月20日、小川署

  • 【地図】小川町(背景薄緑)

    小川町の位置

  • 感謝状を受け取った吉田友子さん(右)と池谷朋子さん=5月20日、小川署
  • 【地図】小川町(背景薄緑)

 振り込め詐欺を未然に防いだとして、埼玉県警小川署は、小川郵便局の吉田友子さん(57)と埼玉りそな銀行小川支店の池谷朋子さん(56)に感謝状を贈った。平林登署長は、「最後に止めるには、窓口の皆さんの力を借りるしかない。一歩踏み出して(被害者の話を)聞いていただいてありがたい」と感謝を示した。

 吉田さんは4月14日、来店した高齢女性にATM操作を教えてほしいと頼まれた。185万円を振り込もうと焦っている様子だったので事情を聞き、詐欺だと気付いた。同日、池谷さんは50代男性が携帯電話で通話しながらATMを操作しているのを不審に思い、声をかけた。一度は「大丈夫」と言われたものの、操作を中止させてホットラインに通報。男性は9万9600円を振り込むところだったという。

 吉田さんは、「(顧客に)怒られたこともあるが、大切な財産を守るため声をかけ、詐欺を防止できるようにしている」。池谷さんは「間違えてもいいので、図々しいかもしれないけど踏み込んで止めようという気持ちが大きかった」と語った。

 同署によると、管内では今年1~4月に3件の詐欺があり、計312万円がだまし取られているという。

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