30倍の有害物質を検出…埼玉のガソリンスタンド跡地で 昨年に営業を停止、地下タンクの中和洗浄を実施していた 有害物質はベンゼン、地下水からも11倍検出 飲用水を無償で提供へ
2026/06/02/10:30
熊谷市は1日、同市平戸のガソリンスタンド(GS)跡地の土壌から、ガソリンなどに含まれている特定有害物質のベンゼンが基準値の30倍検出されたと発表した。地下水からも基準値の11倍のベンゼンが検出されており、市は周辺地域の調査を行う。
市によると、事業者は昨年9月30日でガソリンスタンドの営業を停止し、同年11月20日に地下タンク内の中和洗浄を行った。今年3月に県条例に基づいて状況調査を行ったところ、敷地内の土壌から0・3ミリグラム/リットル(基準値0・01ミリグラム/リットル)、地下水から0・11ミリグラム/リットル(同0・01ミリグラム/リットル)を検出した。
市は事業所周辺の調査対象エリアに周知チラシを1日から配布するとともに、井戸水の利用状況の確認や必要な水質調査を実施する。また、同エリアで井戸水を飲用している人には、検査結果が判明するまで井戸水の飲用を控えるように呼びかけ、飲用水を無償で提供する。
市によると、これまでに健康被害の報告は受けていない。また、事業所から地下水の下流方向に上水道の水源の井戸はなく、定期的に実施している水道水質検査でもベンゼンが基準値を超過したことはないという。










