埼玉新聞

 

熱中症で80歳女性が死亡、自宅玄関先で倒れ通行人が発見 埼玉で今年の死者3人目 県、注意を呼び掛け

  • 80歳女性、熱中症で死亡

 県は30日、熱中症により本庄市の女性(80)が死亡したと発表した。県内では27日にも蓮田市の女性(91)が熱中症により死亡しており、今年の死者は3人目となった。熊谷地方気象台によると、県内の最高気温は熊谷市で36・8度、鳩山町で36・6度、さいたま市で36・5度など8観測地点のうち5カ所で35度以上の猛暑日を観測した。県は体調管理に十分注意するよう呼び掛けている。

 消防防災課によると、午後1時16分ごろ、女性が自宅玄関先で倒れているところを通行人が発見。女性は搬送先の病院で死亡が確認された。

 午後6時現在、県内で熱中症の疑いで搬送されたのは5~89歳の106人(軽症61人、中等症39人、重症5人、死亡1人)。今年5月1日から同日までに搬送された人は1128人に上った。

 県はエアコンの活用や小まめな水分補給で熱中症を予防し、体調不良を感じたら病院に行くか迷う場合には「♯7119」、緊急時には「119」に通報するよう呼び掛けている。

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