【独自】バイトルなど運営のディップ、浦和レッズ株式を2%取得 さいたまブロンコスのオーナーも務めるディップ、垣根を越えた連携に期待
求人情報「バイトル」などを運営するディップ(東京都港区)は、Jリーグ浦和レッズの株式を2%取得したことが分かった。オーナーを務めるバスケットボールBリーグのさいたまブロンコスとの連携を軸にした地域のスポーツ振興を図る。ディップの冨田英揮社長は「競技の垣根を越えて、スポーツ王国・埼玉に新たな魅力を生み出していく」と意気込んでいる。
株式取得の背景について、冨田社長は「昨季からさいたまブロンコスのオーナーとなり、地元のプロスポーツチームとの関わりが増えていく中で、今回のお話を頂いた。ファン層や応援文化の違いがあるからこそ、お互いの競技に興味を持つきっかけをつくり、新たな体験価値を提供していきたい」と期待した。
両クラブはさいたま市を拠点に活動していることから、地域住民向けのイベント実施や競技体験など、地域活性に取り組む姿勢を見せている。東京都心部からのファン獲得も見据え、魅力的なスポーツコンテンツの発信を目指す。
冨田社長は「約730万人の埼玉県民がいるのは、ものすごい武器。ファミリー層も多く、埼玉という土地ならではのポテンシャルを生かした取り組みを推進していきたい」と述べる。「集客力や熱量、ライブの体験価値などスポーツが果たす役割は大きい。例えば同じエリアの中に、スタジアムやアリーナがあるようなボールパークが埼玉にできたら、地域の価値がさらに上がるのでは」と夢を語る。
さいたまブロンコスはBリーグの新制度移行により、2026―27シーズンはBリーグ・ワンに参入。目標とするBプレミア参入に向けて、「リーグ基準を満たしたアリーナの確保など、やるべきことはたくさんある。会社としても埼玉には力を入れていきたい。今回の連携を契機に、埼玉をさらに活気づけていきたい」と目標を示した。
■レッズの清水副社長「裾野広げるパートナー」
ディップ(さいたまブロンコス)との連携について、浦和レッズの清水稔副社長兼成長推進室長が埼玉新聞社の取材に今後の展望などを答えた。
―浦和レッズがディップと連携することにより広がる可能性は。
「競技の枠を超えて、地域スポーツの価値向上や新たなファン層との接点づくりにつながる可能性があると考えている。具体的な取り組みは今後の検討となるが、ファン・サポーター、地域、行政、企業の皆さまにとって意義のある形を丁寧に模索していきたい」
―サッカーとバスケが融合することにより、お互いが発展するイメージは。
「サッカーとバスケットボールは競技特性や観戦体験、ファン層が異なる部分もあり、互いに補完し合える可能性があると考えている。試合観戦をきっかけとした相互送客、地域イベントでの連携、子どもたちを対象としたスポーツ体験など、まずは実現可能なテーマから意見交換を進めていければ」
―ディップに期待していることは。
「ディップ株式会社には、企業としての事業基盤や発信力に加え、さいたまブロンコスを通じたバスケットボール事業への取り組みがある。そうした知見やネットワークを生かしながら、地域スポーツの裾野を広げるパートナーとして、今後さまざまな可能性を一緒に検討していけることを期待している」










