埼玉新聞

 

学校の熱中症、減少傾向 医療費支給、18年度ピーク

  •  全国高校総体の陸上競技で、冷水をかけてもらう選手たち=2025年7月、広島市

     全国高校総体の陸上競技で、冷水をかけてもらう選手たち=2025年7月、広島市

  •  全国高校総体の陸上競技で、冷水をかけてもらう選手たち=2025年7月、広島市

 部活動や授業など学校の管理下で小中高生らが熱中症になり、日本スポーツ振興センター(JSC)が2024年度までの10年に災害共済給付制度で医療費を支給した件数は、18年度の約7千件をピークに減少傾向にあることが25日、JSCのまとめで分かった。全世代の熱中症による搬送者数が増加傾向の中、近年の酷暑を受けて教育現場に広がった屋外活動の見送りなどの対策に一定の効果があったと言えそうだ。

 JSCによると、15~18年度に増加が続いた後、19年度は約5千件に減少。新型コロナウイルスの感染拡大の影響が大きかった20、21年度は2千~3千件台となった。収束後も以前の水準には戻らず、単年度で3千件前後が続いた。教育現場で「暑さ指数」に応じた部活動や体育の実施可否判断や、空調の整備が進んだことが背景にあるとみられる。

 ただ環境省と文部科学省は、件数が依然として高水準にあり、学校ごとの取り組みに差があると指摘。対策ガイドラインを公表し内容の充実を促している。

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