生殖医療の多胎妊娠最多に 23年4千例、保険適用後増
2026/05/25/16:33
2022年に体外受精などの生殖補助医療が公的医療保険の対象になって以降、双子や三つ子といった多胎妊娠の割合が増加し、23年の生殖補助医療による多胎妊娠数は過去最多の4354例だったことが25日、東邦大などの研究で分かった。
多胎妊娠は妊婦への負担が大きく、日本産科婦人科学会は一度に移植する受精卵は原則1個としている。ただ保険を使って受精卵を移植できるのは不妊治療開始時の年齢が40歳未満の人で6回、40~42歳の人で3回までに限られるため、制限回数内で治療を終えようと、複数の受精卵を移植する人が増えた可能性がある。
伊藤歩東邦大講師は「リスクの高い妊娠は周産期医療の負担になることも考慮して、保険制度を検討する必要がある」と話している。
体外受精では、妊娠の確率を上げるため同時に複数の受精卵を移植することがあり、多胎妊娠が起こりやすい。学会は08年、一度に移植する受精卵を原則1個とする見解を表明。ただし35歳以上や2回以上移植しても妊娠しなかった女性では2個に増やすことも認めた。











