埼玉県の人口、728万人…初の減少 2025年の国勢調査の速報値、前回より5万人超減少 世帯数増え過去最多…1世帯当たりの人員は過去最少に さいたま市など10市町では増加 増加率の最高は朝霞市…なぜ
県は20日、2025年国勢調査(10月1日現在)の速報値をまとめた。県の人口は728万7169人で、20年の前回調査と比べて、5万7596人(0.8%)減り、1920年の調査開始以来、初めて前回調査を下回った。男女別では男性が360万7158人で同4万5011人(1.2%)減、女性が368万11人で同1万2585人(0.3%)減となった。
県内63市町村のうち、10市町で人口が増加し、53市町村で減少した。人口増加率が最も高かったのは、朝霞市の4・27%で、蕨市1・65%、さいたま市1・59%と続いた。人口減少率は東秩父村で15・36%、小鹿野町で13・70%、長瀞町で10・37%だった。
人口の多い市町村は、さいたま市の134万5016人が最も多く、川口市59万2007人、川越市35万4793人、所沢市34万2575人、越谷市34万1602人と続いた。人口の少ない市町村は、東秩父村2293人、長瀞町6101人、横瀬町7227人、皆野町8430人、小鹿野町9431人。
人口増加数は多い順にさいたま市2万991人、朝霞市6026人、草加市2818人。人口減少数は多い順に春日部市6975人、熊谷市6153人、狭山市5948人。市部(40市)と郡部(23町村)別にみると、市部682万1503人、郡部46万5666人で、県人口の93・6%が市部に居住している。
世帯数は328万5878世帯で、前回調査に比べ、12万3135世帯(3・9%)増え、過去最多だった。1世帯当たりの人員は2・22人で、前回調査の2・32人から0・10人減り、過去最少だった。
国勢調査を基準に県が調査する推計人口では、22年から減少が続いていた(各年1月1日時点)。住民基本台帳に基づく人口動態調査では、出生者数と死亡者数の差である自然増減が12年から減少に転じていた。
人口増加率が高かった朝霞市について、県統計課の担当者は「市への聞き取りでは、23年3月の東武東上線ダイヤ改正で朝霞駅に急行が止まるようになったこと、市内の大学に新校舎が建設されたことなどが考えられる」とし、「国から順次発表される全国の数字や、9月の確報値を踏まえて分析したい」と述べた。









