埼玉新聞

 

絶対ダメ…川で抱き合う母と娘、遺体だった もはや怖くない15歳女子、感情奪う戦争 無数の小さな手の意味

  • 東京大空襲の体験を講演した名倉幸子さん(左)と感想を話す子どもたち。左奥は森裕子校長=9日午前、さいたま市中央区の与野本町小学校

    東京大空襲の体験を講演した名倉幸子さん(左)と感想を話す子どもたち。左奥は森裕子校長=9日午前、さいたま市中央区の与野本町小学校

  • 広島の被爆者の講演内容を発表する粕谷陽来さん

    広島の被爆者の講演内容を発表する粕谷陽来さん

  • 東京大空襲の体験を講演した名倉幸子さん(左)と感想を話す子どもたち。左奥は森裕子校長=9日午前、さいたま市中央区の与野本町小学校
  • 広島の被爆者の講演内容を発表する粕谷陽来さん

 78年前の東京大空襲を体験した名倉幸子さん(93)=埼玉県さいたま市=が、市立与野本町小学校(児童数537人、森裕子校長)で、6年生を対象に講演した。無数の焼夷(しょうい)弾により火の海と化した街、土手に並んだ人形のような遺体。名倉さんは当時の心境を語り、「戦争の恐ろしさは、人間の感情や思考力を奪うこと。戦争は絶対に起こしてはいけない」と平和の大切さを子どもたちに訴えた。

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