「島唄」「風になりたい」…THE BOOM元ボーカルの宮沢和史さん、埼玉・熊谷ライブ実現へ ファン歴30年以上の女性が奔走 「知らなかった」の後悔胸に企画、チケットは完売
「島唄」「風になりたい」などのヒット曲で知られる「THE BOOM」の元ボーカリストでシンガー・ソングライターの宮沢和史さんを招いたライブが23日、熊谷で開かれる。デビュー当初からのファン、浅見真弓さん(52)=東秩父村=がプロジェクトに応募して実現。チケットは既に完売した。当日は同市立富士見中学校の吹奏楽部と音楽部がオープニングを飾り、生徒と一緒の演奏も予定している。
プロジェクトは、ファンのリクエストに応える「あなたの町で歌います♪」の企画。昨年から全国各地を訪問している。応募した浅見さんは、ファーストアルバムの最後に収録されている楽曲「虹が出たなら」を聴いて衝撃を受け、全国各地のライブやコンサートに駆け付けるようになった。多い時は年に40回ほど、昨年は28回、足を運んだという。
「宮沢さんの生の歌、迫力をたくさんの方に聞いていただきたいと思った」と浅見さん。「歌声はもちろん、何事にもストイックに取り組む姿勢や有言実行なところが魅力」と、言葉に力を込める。
宮沢さんは2014年にグループを解散。16年に首のヘルニア治療のため無期限活動休止となった。しかし、19年に復帰。沖縄県読谷村の座喜味城跡公園内で、三線(さんしん)の原材料となる黒木を育てる活動にも尽力している。
浅見さんが応募しようと思ったのは、12年の全国ツアーの際での“心残り”があるから。会場は熊谷だったが、客席が埋まっていなかった。後日、地域の人たちから「熊谷に来たなんて知らなかった」「知っていたら行きたかった」との声を聞いたという。「もっと広めればよかったと強く思った」と振り返る。
浅見さんは、会場側との交渉や連絡、事務局とのパイプ役を務めた。市内の店にチラシを置いてもらったりも。「地域での新たな出会いもあり、一からコンサートをつくり上げる大変さと充実感を実感した」
21日にはデビュー37周年を迎えるという宮沢さん。「熊谷のステージはその2日後。地域の皆さんと宮沢さんの記念日を一緒にお祝いできるのがうれしい。当日は最高の時間を共に楽しみたい」と、期待を込める。午後4時から、同市桜木町の市立文化センター文化会館。
問い合わせは、メールで同プロジェクト事務局(anatanomachi@pastimenang.com)へ。









