“ママ友がほしい”思い形に…浦和に親子の交流スペース誕生 0~1歳児と保護者対象、絵本やお湯完備 人目を気にせず過ごせる空間を1回300円で提供
乳幼児のママたちが気軽に立ち寄れる居場所を浦和に―。イベント企画を通じて地域のつながりづくりに取り組む「まちいと」代表の大熊あゆ美さん(37)=埼玉県さいたま市在住=は自身の出産を機に「ママ友」の大切さを感じ、交流スペース「ONVO*Mama」を立ち上げた。浦和区のコミュニティスペース「オンヴォサロン浦和」の運営協力の下、週1、2回の不定期で開放している。
対象は0~1歳児と保護者で、1回300円の利用料を支払うと午前10時半から午後3時まで交流スペースを自由に使用できる。絵本やお湯が用意され、飲食物の持ち込みも可能。マットが敷かれたスペースで子どもを寝かせたり、人の目を気にせず食事をしたりすることができる。居場所づくりを企画した大熊さんは「『ママ友がほしい』『安らげる場所がほしい』と感じている保護者が気軽に立ち寄ってくれたら」と期待する。
東日本大震災の復興支援員を経験した大熊さんは、災害が起きた時の支え合いには地域の関係性が大切と感じ、イベント企画などを通して「人と人」や「人と店」のつながりづくりに取り組んできた。
「ONVO*Mama」を企画したきっかけは2024年に長女を出産したこと。出産後まもなく長女は股関節脱臼で入院し、その後も4カ月ほど治療が続いた。外出もままならず、孤独が深まる日々に「ママ友がほしいと強く思った」と振り返る。
病気の治療が終わった後、ママ会の開催を始めた。毎回満員でニーズの高さを感じる一方、参加者からは「浦和には小さな子どもを連れて気軽に寄れる場所がない」という声を耳にすることも多かった。
復職後はママ会の継続が難しくなるため、「ママたちのために何か残せることはないか」と思いついたのが居場所づくりだったという。運営はオンヴォサロン浦和が担当し、大熊さんは今後もイベント企画を中心に携わる予定だ。
大熊さんは今後について「看護師や助産師がいる日を設けて気軽に相談できたり、地域の店のお菓子を置いて『こんなお店があるんだ』と知ってもらえたりする場所にもしていけたら」と意欲を示す。
利用登録が必要。開放日の確認はインスタグラムより。









