埼玉新聞

 

平日に親子で外出→欠席ならず 埼玉・深谷の小中学校で導入、県内の自治体で初めて 年最大3日間の利用が可能 新制度“ふっかデー”6月開始

  • 【ちなみイラスト】教室

    教室のイメージ

  • 【地図】深谷市(背景薄緑)
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 深谷市は27日、平日に欠席扱いにならずに、市内の小中学生が保護者と一緒に校外で体験・探究活動ができるラーケーション制度(通称・ふっかデー)を6月から導入すると発表した。校外での学びの機会や、親子の触れ合いの時間を確保するのが狙い。市によると、制度を本格的に導入したのは「県内自治体で初めて」としている。

 ラーケーションとは、学習を意味するラーニングと、休暇を意味するバケーションを組み合わせた造語。本年度は6月1日~来年2月末の各学期1日ずつ、最大3日間の利用が可能。各家庭で子どもと保護者が一緒に何をするか企画し、保護者が書面で直筆による申請書を学校に提出。承認されると、利用日は登校しなくても出席扱いとなる。

 対象となる活動例は、県内外の歴史に触れる体験や、博物館などの文化施設の利用、工場見学など。制度を利用した後、保護者から簡単なアンケートを取り、来年度の運用に生かすという。

 制度の導入は、市教育委員会で検討していたところ、昨年の市議会6月定例会一般質問や子ども議会でも取り上げられたこともあり、本年度の運用開始となった。市教委では、両親が共働きだったり、仕事の都合で休日が平日だったりして、家族の時間がなかなか持てない家庭などで、一緒に過ごして学ぶ機会となることを期待している。

 市によると、ラーケーション制度は愛知県で先行して導入された。県内では上尾市が毎年6月第2金曜日を体験的学習活動等休業日としているが、制度利用日を出席扱いとして導入するのは、深谷市が初の取り組みとしている。

 片桐雅之市教育長は「保護者にも幅広く理解していただき、子どもたちに体験する場をつくってほしい」と話している。

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