北斗の拳、越谷だるまとコラボ 4兄弟ラオウ、トキ、ジャギ、ケンシロウをモチーフに 埼玉育ち 作画の原哲夫さん、だるまの命「目入れ」に挑戦 除幕式にも登場「越谷の方々と共同作業ができてとても幸せ」 5月10日まで市役所で展示
越谷の伝統産業「越谷だるま」と人気アニメ「北斗の拳」がコラボレーションし、「北斗の拳 越谷だるま」が完成した。越谷市役所で21日、除幕式が開かれた。5月10日まで市役所エントランス棟1階みんなのひろばで展示されている。
「北斗の拳」の作画を担当した原哲夫さんは越谷育ちで、市立大沢北小学校、栄進中学校を卒業した。越谷ロータリークラブ65周年の記念事業の一環として、越谷だるまとのコラボレーションが実現した。
「北斗の拳」は1983年~88年、「週刊少年ジャンプ」に連載された人気漫画。核戦争により文明社会が失われ暴力が支配する世界を舞台に、北斗神拳の伝承者「ケンシロウ」の成長の姿が描かれている。
越谷だるまは江戸中期から地元に伝わる産業。縁起物として庶民に親しまれてきた。越谷だるまは色が白く、鼻がやや高い上品で優しい顔立ちが特徴とされる。近年、さまざまなテーマでだるまをデザインする「だるまアート」が注目を集めている。
今回制作した「北斗の拳 越谷だるま」は4体。漫画「北斗の拳」に登場する4兄弟ラオウ、トキ、ジャギ、ケンシロウをモチーフにオリジナルのだるまをデザインした。大きさは高さ75センチ、幅60センチ。
除幕式では瀧田貴夫ロータリークラブ会長が事業を紹介した。地元のだるま工房「島田達磨総業」の島田和明さんがだるまの全体を制作。越谷だるまを現代的なアートとして紹介する「ハナブサデザイン」の花房茂さんが「北斗の拳 越谷だるま」をデザインした。一連の事業をアニメの出版や版権管理などを行うコアミックス社が協力した。
原さんは今月10日、越谷市を訪れ、だるまの命とされる「目入れ」に挑んだ。1体当たり40~50分、4体でおよそ3時間半にわたる作業だったという。瀧田会長は「北斗の拳と越谷の伝統工芸品越谷だるまを融合させた新たな挑戦。北斗の拳と越谷市のつながりを多くの人に知ってほしい」と期待を寄せた。
除幕式でゲストとして訪れた原さんは昨年、市内に住む父親が他界したエピソードを語った。父親が生前、越谷ロータリークラブと関わりがあった縁で「北斗の拳 越谷だるま」の制作が実現した経緯に触れた。「私も今年で65歳。おかげさまで良いものが描けた。越谷の方々と共同作業ができてとても幸せでした」とあいさつした。









