埼玉新聞

 

カーブで大型トレーラーから鉄骨落下、対向車に衝突…男性死亡 鉄骨固定するロープ切れる/吉川

  • 吉川署=三郷市上彦名

 23日午後10時10分ごろ、吉川市上内川の県道で、大型トレーラーに積んでいた鉄骨が荷崩れして落下し、反対車線を走行していた軽乗用車に衝突、軽乗用車の吉川市美南1丁目、会社員鈴木靖志さん(51)が搬送先の病院で24日朝、死亡が確認された。

 吉川署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、トレーラーの新潟県三条市滝谷、会社員の男(45)を現行犯逮捕、容疑を同致死に切り替えて調べる。

 同署によると、現場は江戸川土手沿いを走る片側1車線の県道で、緩やかなN字カーブに差し掛かった場所。長さ約10メートル、重さ約2トンの鉄骨9本を積載していたトラックが、現場付近で荷崩れを起こし、5本が反対車線に落下した。軽乗用車は運転手側を中心に大きく破損しているという。鉄骨はワイヤロープを張って固定していたが、事故後切れていることが確認された。同署で関連を調べている。

 男は「カーブに差し掛かったところで荷物の鉄骨が崩れて、対向車にぶつけてしまった」と容疑を認めているという。

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