埼玉新聞

 

<埼玉武蔵>サヨナラで2連勝 ホーム開幕戦、千葉に6―5 坪井が2本塁打

  • 埼玉武蔵―千葉 10回、サヨナラ勝ちの瞬間、ベンチから飛び出す埼玉武蔵の選手たち

    埼玉武蔵―千葉 10回、サヨナラ勝ちの瞬間、ベンチから飛び出す埼玉武蔵の選手たち

  • 7回埼玉武蔵、先頭打者の2番坪井がこの試合、自身2本目のソロを放つ

    7回埼玉武蔵、先頭打者の2番坪井がこの試合、自身2本目のソロを放つ

  • 埼玉武蔵―千葉 10回、サヨナラ勝ちの瞬間、ベンチから飛び出す埼玉武蔵の選手たち
  • 7回埼玉武蔵、先頭打者の2番坪井がこの試合、自身2本目のソロを放つ

 プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグの埼玉武蔵は5日、レジスタ大宮で今季のホーム開幕戦を迎え、千葉に6―5でサヨナラ勝ちを収めた。

 埼玉武蔵は一回に2番坪井(浦和学院高出)、4番大城の本塁打で2点を先制した。五回に敵失で1点を追加し、七回には坪井にこの試合2本目のソロが飛び出したが、九回に同点に追いつかれ延長へ。タイブレークの十回は1失点で防ぎ、直後の攻撃で9番増田の適時打で同点にすると、1番法村の内野ゴロが敵失となりサヨナラ勝ちした。

 投手陣は7人の継投で細かくつないだ。13安打を許しながらも要所を締め、相手に十回までリードを許さなかった。

■気持ち強く接戦制す

 ホームの応援を味方につけた埼玉武蔵が延長タイブレークの接戦をサヨナラで制した。最後は気持ちでつかんだ一勝に、清田監督は「たくさんのお客さまに来ていただいて、本当にいいゲームを勝ち切れて良かった」と晴れやかな表情だった。

 思い切りの良さが勝利を引き寄せた。1点を追う延長タイブレーク十回1死満塁。打席には九回に守備固めで入った増田。「いつもは初球を見逃しがちだけれど、いってやるぞ」と初球を右前にはじき返して同点に。後続に好機をつなげた。

 十回に登板した7番手の山本虎が、勝利の陰の立役者となった。タイブレークで重圧のかかる場面でも、直球の球威と制球を武器に犠飛の1点のみに抑えた。大学時代から中継ぎとしてピンチで登板する経験が多く、「何よりも勝つという気持ちの強さがある」と強心臓ぶりを発揮した。

 今季は16人が新たに入団し、先発にも3人の新戦力が名を連ねた。清田監督は「最初はなかなか仲間にならなかったが、オープン戦を重ねていいチームになってきた」と集団としての成長を感じているという。

 千葉との開幕2連戦を制し、3年ぶりのリーグ優勝に向け好スタートを切った。今季から主将を務める地元行田市出身の高橋は「去年はあと1勝というところで優勝を逃した。今年は絶対優勝する」と語った。

■「勝負強さ」で攻撃型2番に/坪井

 坪井が本拠地開幕戦で2本のアーチを描いた。一回の先制弾は「しっかりセンターに打ちたかった」と、イメージ通りの打球をバックスクリーンに突き刺した。七回の第4打席は、打った瞬間に手応え十分の一発を左中間に放り込んだ。

 地元の千葉を離れて進学した浦和学院高で夏の甲子園に出場した経験を持つ。7年ぶりに埼玉の地に帰ってきた昨季は惜しくもリーグ優勝を逃した。「今季は勝負強さを出していきたい」と話す攻撃型の2番打者がチームを高みに導く。

■埼玉復帰で気迫の投球/田沢

 田沢が6年ぶりに埼玉武蔵のマウンドに帰ってきた。前回の所属は2020年。「当時はコロナ禍で制限があって、応援は初めて。感謝したい」と当時を思い返しながら、ファンの声援を振り返った。

 2点リードの八回から登板したが、4連打を浴びた。「悪いボールではなかった。見やすいフォームになっていた」と分析。1点を失ったが、その後は声を上げながらの気迫の投球。後続を併殺に仕留めた。「しっかり反省して(次戦は)抑えたい」と決意の言葉に力を込めた。

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