埼玉新聞

 

Jリーグ参入「本気で」 埼玉の鴻巣、北本を起点に活動 サッカー埼玉県社会人1部の“サイタマノースユナイテッド” 昨年末にチーム名変更などリブランディング

  • Jリーグ参入へ闘志を燃やすサッカー県社会人1部の「SAITAMA KNOS UNITED」(サイタマノースユナイテッド)の北原毅之監督

    Jリーグ参入へ闘志を燃やすサッカー県社会人1部の「SAITAMA KNOS UNITED」(サイタマノースユナイテッド)の北原毅之監督

  • 【地図】鴻巣市(背景薄緑)

    鴻巣市の位置

  • 【地図】北本市(背景薄緑)

    北本市の位置

  • Jリーグ参入へ闘志を燃やすサッカー県社会人1部の「SAITAMA KNOS UNITED」(サイタマノースユナイテッド)の北原毅之監督
  • 【地図】鴻巣市(背景薄緑)
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 鴻巣、北本を起点に活動するサッカー県社会人1部の「SAITAMA KNOS UNITED」(サイタマノースユナイテッド)の北原毅之監督(35)は、「Jリーグ参入を本気で狙う」と闘志を燃やす。昨年末のリブランディング(ブランドの再生、再開発)で組織体制が強化。勝利への執念と周囲への感謝を胸に、選手を鼓舞し高みを目指す。

 「選手生活の中で、このままで良いのかというジレンマは常にあった。監督という新たな挑戦に覚悟と決意を持って取り組む」。たぎる情熱が言葉になる。2025シーズンに選手として移籍。強いリーダーシップと責任感、地域への深い愛情をプレーで示してきた。今季からは監督に就任し、「チームに関わる方々のために全てを尽くしたい」と強い意志を伝える。

 移籍前は「COEDO KAWAGOE F.C」に所属。川越市に本社がある民間の発掘会社「ラクロ」(長嶋史弘社長)の社員として、飲食業など社会人経験を積みながらサッカーに打ち込んだ。「肉体的にも精神的にも大変で、利益を出すつらさを体感した。貴重な社会勉強になった」と振り返る。

 「今のチームへの合流当初、真っ先に感じたのは『このクラブは本当に大丈夫か』という不安だった」。練習場確保の難しさなど課題は山積していた。「勝つことはおろか、ピッチにすら立てないのでは」。わらにもすがる思いで相談したのが、ラクロの長嶋社長だった。

 長嶋社長は「選手が安心して練習に打ち込める環境整備が急務」と考え、クラブの株式を約4割取得。昨年末にチーム名変更などリブランディングを行い、自らトップに立ち安定経営に向け奔走する。

 その中で実現したのが「全選手の有償契約」。サッカーで給料を貰い、勝利だけでなくプロとしてどういう責任を持つのか。覚悟を伝えるための決断だった。北原監督は「このカテゴリーではあり得ない契約。勝たなければいけないという使命感を強く感じた」と気を引き締める。

 Jリーグ参入に向け「目の前の試合を勝ち続けていれば、必ずその位置に入る。チーム強化に努めたい」と意欲をみせる。

 今後は県央部の鴻巣、北本から県北部一帯への支援体制を図ろうと、ホームタウンの規模拡大と地域貢献を積極的に行っていく。「クラブそして地域のために何ができるのか。監督の立場で改めてその思いに立ち返り、結果で伝えていきたい」

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