埼玉新聞

 

<ニューシャトル脱線>運転再開、4万人に影響 事故原因を調査中…タイヤパンクで脱線、レールも破損

  • 「加茂宮―鉄道博物館間で停車した電車。6両編成の最後尾車両が傾いている=16日午後3時15分ごろ、さいたま市北区東大成町

 16日に車両のタイヤがパンクして脱線し、全線で運転を見合わせていた埼玉新都市交通(ニューシャトル)は17日、復旧作業が終わり、同日午後1時51分から運転を再開した。2日間で281本が運休し、約4万3660人に影響が出た。

 ニューシャトルは16日午前11時ごろ、加茂宮―鉄道博物館駅間を走行中の上り電車(6両編成)が緊急停止。最後尾の車両のゴムタイヤがパンクして脱線、レールも破損した。

 このため上下線で全線運休し、17日も始発から運転を見合わせ、利用客はJRや路線バスを利用した。当初は午前中の再開を見込んでいたが、復旧に想定以上の時間がかかった。

 国の運輸安全委員会の鉄道事故調査官は詳しい事故原因を調べている。

 同社は「運転再開で車両全編成の緊急点検を行い、安全を確認しました。今後、早急に原因究明し、同様の事故を起こさないよう取り組んでまいります」とコメントしている。

 県教育局県立学校人事課によると、ニューシャトル運休による影響で、羽貫駅が最寄り駅の県立伊奈学園総合高校・中学校は17日、登校できない生徒について欠席扱いにはしない公欠扱いとした。

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