【速報】抗がん剤注射で10代患者死亡 2人が全身まひで重体 使用されるはずのない劇薬の「ビンクリスチン」検出 埼玉県立小児医療センター
2026/03/11/14:59
埼玉県立小児医療センター(さいたま市中央区)は11日、白血病治療のため、2025年1~10月に抗がん剤の髄腔(ずいくう)内注射を実施した男性患者3人が重度の障害を発症し、うち10代男性1人が死亡したと発表した。3人の髄液から使用されるはずのない劇薬の「ビンクリスチン」が検出され、この薬液が原因である可能性が高いという。他の2人は10歳未満と10代の患者で、いずれも全身まひなど意識不明の重体。
同センターによると、死亡した男性は2025年10月22日に髄腔内注射を実施。翌日から大腿部の痛みなどの神経症状を発症し、26年2月6日に死亡した。25年1月31日に注射を受けた10歳未満の男性は4日後に、同3月26日に注射を受けた10代男性は翌日から発症した。同センターは11月11日以降、予定されていた全ての患者の髄腔内注射を中止した。
同センターは昨年11月24日、外部有識者3人を含む調査対策委員会を設置。工程や手順に問題は認められず、12月25日に患者から採取した髄液の検査を分析機関へ依頼。今年2月25日に結果報告を受け、事件と事故の両面の可能性があるとして、3月10日、大宮署に届け出た。 <情報更新>
=埼玉新聞WEB版=









