埼玉新聞

 

ニデック不正会計、創業者に責任 会長ら辞任、減損2500億円も

  •  永守重信氏

     永守重信氏

  •  ニデックの不適切会計問題に関する調査報告書を公表し、記者会見する第三者委の平尾覚委員長=3日午後、東京都千代田区

     ニデックの不適切会計問題に関する調査報告書を公表し、記者会見する第三者委の平尾覚委員長=3日午後、東京都千代田区

  •  永守重信氏
  •  ニデックの不適切会計問題に関する調査報告書を公表し、記者会見する第三者委の平尾覚委員長=3日午後、東京都千代田区

 モーター大手ニデックは3日、不正会計問題で、第三者委員会による調査報告書を公表した。「多数の会計不正が発見された」と認定。経営陣の関与について「最も責めを負うべきなのは(創業者の)永守重信氏と言わざるを得ない」と指摘した。創業メンバーの小部博志会長や、北尾宜久副社長らが同日付で辞任。主に車載事業で最大2500億円規模の減損損失が発生する恐れがある。

 記者会見した第三者委の平尾覚委員長は「永守氏が役員に、業績目標を達成するよう強いプレッシャーをかけていた」と述べ、問題の原因は、権限が集中する永守氏にあったとの認識を示した。

 ニデックの岸田光哉社長は記者会見で、退任者も含めた役員の法的責任を調べると明らかにした。

 報告書では不正の例に、評価損を計上しなかった事案などを挙げた。永守氏が指示・主導した事実は発見されなかったが、「一部の会計不正を容認したとの評価は免れない」と言及した。

 永守氏は先週に名誉会長を辞任し役職がなくなったが、報告書は「再生には(大株主である)永守氏の影響から脱することが重要」だとした。

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