埼玉新聞

 

ピアニスト・乙益乃衣さん、母校でピアノ演奏を披露 長瀞で講演「気持ちで未来も変えられる」

  • 母校でピアノ演奏を披露する乙益乃衣さん=長瀞第一小学校

 長瀞町立長瀞第一小学校で10日、ふれあい講演会「ようこそ先輩~名ピアニストの学校訪問~」が行われ、同校卒業生でピアニストの乙益乃衣(おとます・のい)さん(29)が「海外と音楽を仕事に選んだ理由」をテーマに講演した。乙益さんは「やりたいという気持ちは自分の未来も変えられる」と強調し、ピアノ演奏も披露した。

 乙益さんは長瀞町出身で、3歳の時にピアノを開始。高校から町を離れ、大学卒業後は米国に留学した。ニューヨークやミシガン州で6年間過ごし、同州立大学で博士課程を修了した。

 講演で乙益さんは経歴や外国生活、ピアニストの日常などについて紹介。外国生活では、自分がこれまで当たり前だと思っていたことは当たり前ではないことを実感した。「夢をかなえるためには、毎日少しずつ練習を続けることが大事。続けていくと考えてもみなかったゴールがある」と語った。ピアノ演奏は「エリーゼのために」などを披露し、全校児童を魅了していた。

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