家宅捜索の直前、警官3人を車ではね逃走 暴力団幹部の男に有罪 危険性の高い悪質な態様…地裁、動機や経緯に酌むべき事情はない
2026/02/14/10:58
県警の家宅捜索の直前に逃走し、警察官3人を車ではねてけがを負わせたとして、公務執行妨害と傷害の罪に問われた、横浜市神奈川区、指定暴力団稲川会傘下組織幹部の無職の男(51)の判決公判が13日、さいたま地裁で開かれた。深沢純子裁判官は懲役2年、執行猶予3年(求刑・懲役2年)を言い渡した。
深沢裁判官は判決理由で、警察官らが車の直近にいると認識しながら車を発進させた犯行を「危険性の高い悪質な態様」と指摘。動機や経緯に酌むべき事情はないとした。
弁護側はこれまで、男が警察官による職務の執行と認識しておらず、公務執行妨害の故意がなかったと主張。深沢裁判官は、警察官が「警察」「ガサ」などと大声で告げていることから「捜索差押許可状を執行しようとしていることを容易に認識できた」と認定。傷害について正当防衛との主張についても、職務の執行は適法として退けた。
判決によると、男は昨年4月22日、横浜市内の駐車場で、捜索差し押さえを求めた県警の捜査員4人に対し、乗っていた車を発進させて接触させる暴行を加え、職務を妨害。うち3人に7~14日のけがを負わせた。









