埼玉新聞

 

ホタルが自生する環境を 松伏でイベント、暗幕のドーム内でホタル観賞「星みたいできれい」

  • 音楽コンサートを楽しむ来場者ら=6日、松伏町大川戸のまつぶし緑の丘公園

 松伏町大川戸のまつぶし緑の丘公園で6、7日の2日間、「ホタル観賞とミニコンサートの夕べ」が開催された。ホタルが自生する豊かな自然環境を地域一体となって育もうと、NPO法人松伏公園都市づくり協会が主催した。

 同イベントは地元ボランティアらが中心となって開催され、今年で14回目を迎えた。会場では歌やダンス、音楽演奏のコンサート、縁日や模擬店の出店などが行われ、多くの来場客でにぎわった。同町の町制50周年を祝い、地元の小学校や幼稚園、保育園などに通う子どもたちが作成したペットボトルの巨大ツリーもお目見えし、ライトアップされたツリーが会場を彩った。

 公園の休憩舎には暗幕を張った「ほたるドーム」が作られ、ドーム内で優しい光を放つたくさんのホタルに来場者はうっとりと見入っていた。家族で訪れていた日高貴瀧君(11)は「普段見られないホタルを見ることができて良かった。たくさんいたので星みたいでとてもきれいだった」と笑顔を見せていた。

 ホタルの保護、育成などを行う同NPOの若盛正城理事長は「豊かな自然や緑が残る公園のような町でありたい、という思いから活動を行っている。ホタルが自生できる町を目指し、ボランティアらが作り上げたイベントの雰囲気を楽しんでもらえれば」と話していた。

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