<J1浦和>守備で新たな試み スコルジャ監督が方向性を語る あす24日には完全非公開でトレーニングマッチ
沖縄合宿16日目は金武町フットボールセンターで午前練習のみ行われ、午後はオフとなった。強風は吹いていたが、3日ぶりに青空が戻り、選手たちは晴れやかな表情で約1時間半汗を流した。
グスタフソン、中島、植木はコンディション調整。柴戸、根本は一部別メニュー調整だった。ボール回しなどでは、和やかな笑顔も見られたが、「新人、声出して」や練習生に「(プレーに)ついてきて」など厳しい声も飛んでいた。
トレーニング後にはスコルジャ監督が今キャンプ初めてとなる囲み取材に応じた。「守備のことで新しいことを試している。新たなやり方に対して選手たちは良い姿勢でやってくれている。ミスもあるが、その方向で進んでいきたい」と話した。
23日の練習は非公開、キャンプ最終日となる24日のトレーニングマッチも完全非公開で実施される。強化責任者の堀之内スポーツダイレクター(さいたま市出身)は「このまま大きなけが人が出ないで開幕を迎えてもらいたい」と語った。
■中心選手への自覚/安居
今シーズンもボランチの中心は背番号25で揺るがなそうだ。プロ5年目で在籍年数は5番目の長さになった。「ベテランではないけど、中堅くらいにはなってきた。新しく入ってきた人に何か伝えられれば」と自覚も芽生える。
同ポジションにはグスタフソン、柴戸、早川、植木、和田がいて場合によっては渡辺も控える。「コンビを組む相方がいろいろ変わるので、自分はいつも通りのプレーをして相方に合わせる感じ」と主軸としての頼もしさも身に付いてきた。
百年構想リーグで同点の場合に行われるPK戦に関しても言及。指揮官に指名されれば蹴る気はあると話すが、「蹴り方が独特なので、高校の時に練習で外したらガチギレされた」と過去の苦い思い出を回想し、複雑な表情を浮かべた。
2022年に流通経大から一緒に同期入団した宮本が期限付き移籍から戻り、再びチームメートとなった。「あいつも強くしようというために帰ってきていると思うし、自分も『やるか』という気になる」と気合を注入されたという。
■「よっちゃん」チームに浸透/田中
17歳のルーキーと感じさせない186センチ85キロの体格は、歴戦のプロと並んでも引けを取らない。「イサーク(キーセテリン)とマッチアップしてもパワーは通用する部分もある」と190センチのチームメートに対してもフィジカルでは自信を持っている。
母親が米国人で端正な顔立ちが目立つが、愛称は名前の義峯(よしたか)から「よっちゃん」と呼ばれる。「この見た目でよっちゃんだから不自然というか、優しくしてくれる」と早くも選手、監督をはじめ、チーム全体に浸透している。
■悩める20歳は勝利を最優先/早川
プレーの幅を広げている20歳だが、自身のベストポジションについては頭を悩ませている。「難しい。何が正解なんだろうと分からないことがある。今は与えられたところでやるだけ」と激しいメンバー争いに身を置く。
コミュニケーション能力はチームでも随一。外国人選手とも積極的に接し距離を縮める。左足の強烈な一撃も健在だが、一番の願いは「チームで勝ちたい」。自らゴールを決めるよりも下部組織から在籍するクラブでの勝利を最優先に挙げた。










