埼玉新聞

 

父死亡…無職の息子、馬乗りになったと認める 自宅で流血 法廷で弁護士「細かいルールがあった」 検察「電気代について厳しく言われ」コンセント前に衣装ケースを置き、電気を使わせず怒ったか

  • 【裁判所】さいたま地裁=さいたま市浦和区高砂

    さいたま地裁=さいたま市浦和区高砂

  • 【地図】三郷市

    三郷市の位置

  • 【裁判所】さいたま地裁=さいたま市浦和区高砂
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 同居する父に暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた、三郷市の無職男(45)の裁判員裁判(室橋雅仁裁判長)の初公判が15日、さいたま地裁で行われた。男は「間違いありません」と起訴内容を認めた。判決は21日。

 冒頭陳述で検察側は、男は父=当時(74)=と同居していたが、電気代について厳しく言われるなどし、「嫌われていると一方的に思い込んだ」と指摘。犯行当日には、父がコンセントの前に衣装ケースを置いて電気を使わせないようにしたことで男が怒りを覚え、父を殴打したとした。

 弁護側は、男が子どもの頃から父との関係に悩み、同居していた際にも細かいルールがあったと説明。犯行当日の早朝に父とトラブルになり、衝動的に暴行してしまったとした。

 起訴状などによると、男は昨年6月2日、三郷市の団地居室内で、父に対して馬乗りになって顔を複数回殴るなどの暴行を加え、外傷性脳内血腫などにより死亡させたとされる。

■商業施設にいた息子「怒鳴られたことが原因」(以下、2025年6月6日紙面掲載の逮捕時の記事)

 三郷市の団地で男性が死亡していた事件で、埼玉県警吉川署は2025年6月5日、傷害の疑いで男性の長男で住所不定、無職の男(45)を逮捕した。

 逮捕容疑は1日午後7時半~4日午前11時半ごろ、三郷市彦成4丁目の団地居室内で、無職の父親(74)の顔を殴るなどした疑い。「父の顔を殴ったことは間違いない。怒鳴られたことが原因」と容疑を認めているという。

 吉川署によると、連絡が取れなかった男の行方を追っていたところ、三郷市の商業施設にいるのを発見した。

 死因は頭部外傷とみられ、署は暴行によって死亡したとみて調べている。

■異変を感じて訪問した娘「呼吸がない」(以下、2025年6月5日紙面掲載の死亡確認時の記事)

 2025年6月4日午前11時35分ごろ、三郷市彦成4丁目の団地居室内で、無職男性(74)が倒れているのを別居していた40代の長女が発見し、「父親が室内で倒れており、意識呼吸がない」と119番した。男性はその場で死亡が確認された。

 吉川署によると、男性と連絡が取れない長女が男性方を訪れたところ、床にあおむけで顔から血を流している男性を発見した。男性は衣服を身に着けており、着衣に目立った乱れはなかった。部屋は無施錠の状態で、男性の40代長男とは連絡が取れていないという。

 同署は男性の死因を調べるとともに、事件、事故の両面で捜査している。

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