埼玉新聞

 

「成人の日」に埼玉各地で式典 成人式発祥の地、埼玉・蕨では80回目 さいたまスーパーアリーナには9300人が集まる さいたま市は来年の「二十歳の集い」は埼スタ開催を検討

  • 「成年式発祥の地記念像」の前に並ぶ蕨市成年式実行委員=12日午後、蕨市中央の城址公園

    「成年式発祥の地記念像」の前に並ぶ蕨市成年式実行委員=12日午後、蕨市中央の城址公園

  • 「二十歳の集い」の式典前にさいたまスーパーアリーナの外で談笑する出席者たち=12日午前、さいたま市中央区

    「二十歳の集い」の式典前にさいたまスーパーアリーナの外で談笑する出席者たち=12日午前、さいたま市中央区

  • さいたまスーパーアリーナで開催された「二十歳の集い」

    さいたまスーパーアリーナで開催された「二十歳の集い」

  • 「成年式発祥の地記念像」の前に並ぶ蕨市成年式実行委員=12日午後、蕨市中央の城址公園
  • 「二十歳の集い」の式典前にさいたまスーパーアリーナの外で談笑する出席者たち=12日午前、さいたま市中央区
  • さいたまスーパーアリーナで開催された「二十歳の集い」

 成人の日である12日、前日に続き、県内各地で人生の門出と大人の仲間入りを祝う「成人式」や「二十歳の集い」が行われ、新たに20歳を迎える若者が友人や恩師らとの再会を喜び、明日への思いを新たにした。

■発祥の地 蕨市80回目

 成人式発祥の地である蕨市では80回目の「成年式」が、同市中央の市民会館で行われ、20歳を迎える394人が参加した。冒頭で式実行委員長の谷本陽夏さん(20)は「成年式はここ蕨で始まり、今年で80回目。長い歴史が続いたのは、地域の温かい支えがあったからこそ」と感謝を込めあいさつ。頼高英雄市長は「成年式発祥の地、蕨で20歳という人生の大切な節目を迎えたことを誇りに、故郷の仲間を大切にしていってほしい」と激励した。

 「青年の主張」で式実行委員の浅野悠斗さん(20)は、学童保育でのアルバイトの経験から「20歳といっても社会から見ればまだ若く、周囲の助けを借りながら少しずつ一人前になる時期」とし、周囲に言葉で感謝を伝える大切さを強調。柴弥央さん(20)は教員を目指す自身の目標を述べ「この先、夢に向かって進む人も、これから夢を見つける人もいる。進むペースも、選ぶ道も違うが感謝の気持ちと、選んだ道への誠実さを忘れず、少しずつ大人として成長したい」と話した。

 「20歳の誓い」では佐竹真帆さん(20)が「これからは一人の大人としての責任を果たし、成年式発祥の地に住むことを誇りに、社会に貢献する」と力強く宣誓した。

 式では同市出身のアナウンサー町亞聖さんの講演や、市内中学校の恩師による激励も行われた。

■さいたま市 9300人集う

 さいたま市では、同市中央区のさいたまスーパーアリーナで「二十歳の集い」が開催された。式典には色鮮やかな振り袖やはかま、スーツ姿の9302人が誇らしげに参加した。

 式辞では清水勇人市長が、20歳の年にタイの難民キャンプを訪れ「地球上から戦争と飢えをなくしたい」と思ったことが自身が政治家を目指すきっかけになったと強調し、「それが今も変わらない私の志の原点。皆さんも志を持って生きよう」と言葉を贈った。

 集いの実行委員を務めた全10区代表の10人は、二十歳代表としてフードドライブを通じ子ども食堂への支援を行った社会貢献活動を発表。続いて、10人が一人ずつ「はたちの誓い」を宣言した。閉式後には音楽家・広瀬香美さんのミニライブでアリーナは大熱狂。締めには全体でスマートフォンのライトを灯し、SEKAI NO OWARIの「RPG」を大合唱した。

 実行委で浦和区代表の大学2年土屋実輝さん(20)は、「選んだ道に責任を持ち、行動で覚悟を示せる大人になる。年を取った時に胸を張って語れる人生にしたい」。岩槻区代表で大学2年中村かのんさん(20)も「たくさんの人を笑顔にできるような職業を見つける」と決意を新たにした。

 会場のさいたまスーパーアリーナは、老朽化に伴う大規模改修で13日から最長で1年半の休館期間を見込むため、さいたま市は来年1月の「二十歳の集い」について、埼玉スタジアム2002(緑区)での一括開催を軸に、検討を進めている。

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