埼玉新聞

 

町長や町議ら、歌舞伎を熱演 小鹿野のあじさい祭りで 町長は25年の役者歴、大勢の見物客

  • 小鹿神社の本殿で「白浪五人男」を熱演した(左から)森真太郎町長、高岸友行さん、山本正実さん=7日午前11時5分ごろ、小鹿野町下小鹿野の小鹿野あじさい公園

 小鹿野町下小鹿野の小鹿野あじさい公園で7日、「第14回小鹿野あじさい祭り」が行われた。アジサイが咲き誇る会場で、森真太郎町長(62)や若手町議らが「おがの名士歌舞伎」として「白浪五人男」を熱演した。

 おがの名士歌舞伎は森町長をはじめ、若手町議の斎藤維議員(46)や高橋謙治議員(48)、町職員で学芸員の山本正実さん(64)、電機店経営の高岸友行さん(64)で構成。森町長は秩父歌舞伎正和会の前会長で約25年の役者歴があり、斎藤議員と高橋議員は歌舞伎初挑戦だった。

 雨の降るあいにくの天候だったが、5人は小鹿(おしか)神社の本殿で白浪五人男を上演。

 名乗りの場面では、町長就任後は初の歌舞伎役者を演じた森町長が「日本一の歌舞伎のまちに」などとオリジナルのせりふを述べると、「町長!」などと威勢の良い掛け声が飛んだ。会場には大勢の見物客が集まり、盛り上がりを見せた。

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