大腸がんで手術、リハビリし日本一に貢献 元プロ野球阪神の原口文仁さん、地元埼玉で最後の野球教室 後援会の解散式も実施 小学生時代に指導した後援会会長「体が小さく足も遅かったが、ガッツすごかった」
寄居町出身で今季限りで現役を引退した元プロ野球選手の原口文仁さん(33)による野球教室が昨年12月28日、寄居町折原の寄居運動公園で行われた。野球教室主催の原口文仁後援会の解散式も実施され、今回で最後の野球教室となった。町内の小中学生ら約80人が参加する中、原口さんは「応援は力になり、たくさん支えてもらった」と感謝を込めた。
原口さんは鉢形小学校4年生の時に寄居ビクトリーズ(現・キングフィッシャーズ)で野球を始め、城南中学校時代は寄居リトルシニア(現・深谷彩北リトルシニア)に所属。帝京高校(東京)からドラフト6位で2010年に阪神タイガースに入団した。19年1月に大腸がんを公表したが、手術やリハビリを経て、勝負強い打撃で23年のリーグ優勝や日本一に貢献した。
野球教室は後援会主催で毎年開催されていて、今回で8回目。原口さんと同様に今季限りで現役を引退したSUBARUコーチで同シニア出身の日置翔兼さん(35)が指導する中、キャッチボールをはじめ、守備練習やティーバッティングに取り組んだ。最後には原口さんと日置さんがフリーバッティングを実施し、大きな打球を打つと、野球少年からは歓声が上がった。
原口さんを小学生時代に指導し、後援会の会長も務めた田中静雄さん(73)は「体が小さく、足も遅かったが、ガッツがすごかった」と教え子の姿に目を細めた。キングフィッシャーズ主将の萩原一翔さん(12)は「自分も同じような打球を打てるように頑張りたい」と目を輝かせた。
町は昨年10月6日から同31日まで町役場庁舎にブース「ありがとう!原口文仁選手」を設置し、原口さんへのメッセージも受け付けた。受け付けた165通は鉢形小からのメッセージと一緒に峯岸克明町長から手渡された。原口さんは「これからは野球界に恩返ししながら、社会貢献活動や講演会活動を行っていきたい」と話していた。










