「フィギュアスケートだと思っていた」と苦笑い 小4でスケートの体験会に参加 鴻巣市出身でスピードスケート・ショートトラックの代表・金井選手 2月に行われるオリンピックへ闘志を燃やす20歳
スピードスケート・ショートトラックのミラノ・コルティナ冬季五輪代表に鴻巣市出身・在住の金井莉佳選手(20)が選出された。小学4年生の時にアスリートの育成を目的とする「彩の国プラチナキッズ」に選ばれ、スピードスケート・ショートトラックに出合ったことが大きな転機となった。2月に開催される初めての五輪に向けて、金井選手は「五輪では確実にメダルを取りたい」と闘志を燃やしている。
彩の国プラチナキッズはスポーツに関わる子どもたちの夢の実現を応援するため、県と県スポーツ協会が2011年度から取り組むアスリート発掘・育成事業。県内の小学4年生を対象に、中学生になるまでスポーツ科学の知見を活用した育成プログラムを定期的に行う。子どもたち自身の能力や適性を継続的に開花させ、アスリートとしての自立心を育むことを目指している。
■プラチナキッズに選出
金井選手は旧笠原小学校、鴻巣北中学校、埼玉栄高校を経て日本大学に在学中。彩の国プラチナキッズに選出され、本格的にスピードスケート・ショートトラックを開始した。中学時代に日本スケート連盟の強化指定選手に選ばれ、高校2年生で日本代表としてワールドカップ(W杯)に初出場。今シーズンはワールドツアーの第2、3戦の3千メートルリレーで3位を獲得した。
彩の国プラチナキッズに選出された際、スケートの体験会に参加したが、「フィギュアスケートだと思っていた」と苦笑いを浮かべる。一方で駆け引きが多いスピードスケート・ショートトラックに魅力を感じていったという。
■夢を与えられる選手に
母校の旧笠原小は22年に少子化の影響で148年の歴史に幕を閉じたが、小学5、6年生の時に担任を務め、現在は市学校支援課指導主事の米川晃司さん(43)は「当時からスポーツ万能で、小学校の時から五輪に出ることを目標にしていた」と教え子の成長ぶりに目を細める。
小学生時代からの目標だった五輪の切符を手にし、夢をかなえようとしている金井選手は、「選ばれた時は実感がなかったが、取材を受けたりして、今は日本代表としての責任を感じている。W杯や世界選手権とも違う雰囲気だと聞いているので、自分の滑りをしていきたい。夢を与え、目標になる選手になりたい」と話している。










