水道の基本料金を1年無償化、プレミアム付商品券の発行も 埼玉・行田 物価高騰対策で 商品券のプレミアムは30%
2025/12/22/09:04
行田市は市議会12月定例会最終日の19日、2025年度一般会計補正予算案(9億463万円増)を提案し、可決された。水道基本料金を1年間無償化(5億9813万円)し、プレミアム付商品券を発行する(1億円)。予算は国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用する。
水道料金は、2026年2月検針分から1年間の基本料金を無償化する。市企画政策課によると、1年間にわたって無料とする自治体は全国でも珍しいという。水道を契約する市内の家庭や事業者数は約3万6千件。最も多いメーター口径13ミリの場合、年間1万7160円、次いで契約数がある20ミリでは同1万8480円の負担がなくなる。
30%のプレミアムが付いた商品券は、紙券で総額3億9千万円(うちプレミアム分9千万円)を26年3月ごろ発行する。市企画政策課によると、電子商品券はシステムの提供事業者へ支払う手数料が多額になるため実施を見送った。
行田邦子市長は「水道基本料金の無償化は全ての市民や事業者に速やかな支援を始めることができ、事務費がほとんどかからないため、交付金のほぼ全額を還元できる」とコメントした。










