「声援が多くて大変ありがたかった」 埼玉出身の大栄翔、阿炎らが熱戦 埼玉・新座で大相撲の冬巡業「新座場所」
2025/12/22/07:00
日本相撲協会の2025年冬巡業「大相撲新座場所」が21日、新座市本多の市民総合体育館で開かれた。同場所は、新座市の市制施行55周年記念事業の一環で、公益財団法人新座市スポーツ協会(立山健治会長)が主催した。本県出身の大栄翔関(朝霞市)や阿炎関(越谷市)ら幕内力士と幕下力士計約150人が公開稽古や取組を披露。会場に集まった約3500人の観客は、間近に見る熱のこもった取組を堪能した。
この日は午前9時から公開稽古が始まり、同11時過ぎごろ、朝霞市相撲連盟に加入する小、中学生約10人が力士を相手に「ちびっ子相撲」を披露。正午から幕内の土俵入りが始まる午後1時半ごろまで、幕下の取組が行われた。
この間、床山が大栄翔関の大いちょうを結う「髪結い」の実演や、力士が化粧まわしを締め手拍子や足の音頭に合わせて歌う「相撲甚句」、横綱豊昇龍関の綱締め、力士2人が相撲の禁じ手や珍しい決まり手をユーモラスに演じる「初切(しょっきり)」が行われた。
幕内力士が土俵入りすると、会場の盛り上がりは最高潮に。幕内38人の力士が東西に分かれ、計19番の取組が行われた。取組後、大栄翔関は「声援が多くて大変ありがたかった。来年の初場所は番付を戻すために上を目指して頑張る」、阿炎関は「今日はいつも通り。来年も頑張りたい」と巡業の感想と抱負を語った。










