<高校バスケ>全国への切符つかんだ、監督も目を見張る成長力 同じ意識を共有、上達につなげた合言葉は 女子・埼玉栄 ウインターカップ23日開幕、出場の県勢3チームを紹介
2025/12/21/15:22
バスケットボールの第78回全国高校選手権大会(ウインターカップ)は23日から東京体育館などで男女各60チームが参加して行われ、決勝は女子が28日、男子は29日に実施される。県勢は男子が正智深谷と埼玉栄、女子は埼玉栄が出場する。
14大会連続15度目出場の正智深谷は23日の1回戦で浜松学院興誠(静岡)と対戦(17時20分・京王アリーナTOKYO)。2大会ぶり6度目出場の男子の埼玉栄は同1回戦で九州学院(熊本)と激突(17時20分・東京体育館)。2大会ぶり9度目出場の女子の埼玉栄は同1回戦で慶誠(熊本)と顔を合わせる(12時20分・東京体育館)。開幕を控える3チームを紹介する。
■意識共有から急成長/女子・埼玉栄
女子の埼玉栄は目(さっか)監督も目を見張る成長力で全国の切符をつかみ取った。「練習は緻密に、試合は大胆に」を合言葉に選手が同じ意識を共有したことで、オフェンスもディフェンスも上達につながった。
1回戦の相手は昨年の全国高校選手権で準優勝の慶誠。ナイジェリア人留学生のフェイバ・ヘンリーを軸に5人全員が3点ラインに位置取る「5アウト」の戦術を用いる。フリーで打たせないように、粘り強い守備で相手選手に食らい付きたい。
3点シュートのこぼれ球をインサイド争いでどれだけ拾えるかが勝利の鍵になる。中心は身長173センチでゲーム主将の木川と、2年前に同大会に出場経験がある169センチの片子沢。この2人を軸にリバウンドを制し、得点源である2年の倉林につなぎたい。










