県は19日、11~12日にノロウイルスによる食中毒を発生させたとして、上尾市の飲食店「信濃路」を21日まで3日間の営業停止を命じる行政処分を行った。
県食品安全課によると、11日午後7時ごろ、12日午後6時ごろに、店内で刺し身や天ぷら、焼き魚などを食べた30~80代の女性4人、男性34人が発熱や下痢、嘔吐(おうと)の症状を訴えた。全員快方に向かっているという。
16日に市民から通報を受け、鴻巣保健所が調査。患者19人と従業員6人の便からノロウイルスが検出され、患者が共通して食べたものが原因施設で提供されたものに限られることなどから、同店を原因施設と断定した。